ドライカットは髪のクセや流れを見ながらカットするので、くせ毛の方におすすめですよ〜!という話はいままで何度もしてきましたが、ドライカットは奥が深くてそれだけではありません。
実はフルールのドライカットは東洋人の骨格に合わせたカットです。今回の記事ではその話についてしていきたいと思います。
最後までお読みいただければ幸いです。
東洋人の骨格の特徴は?
東洋人の骨格にはいくつか特徴があります。大きな3つの特徴があるので、1つずつご紹介していきますね。
1.ハチ張り
ハチ(頭頂部の左右)が丸みがなく張っている形。東洋人の多くがこの形です。
2.頭頂部が凹んでいる
頭のトップが平らな形をしていて凹んでいる。
3.絶壁
頭の後頭部が平らな形をしている。
この「ハチ張り・頭頂部の凹み・絶壁」という3つが東洋人に多い頭の形です。
東洋人の骨格はコンプレックスの塊
この特徴を見ると分かると思いますが、これって日本人が見た目のコンプレックスで言うところですよね・・・。
「絶壁でイヤだ」とか「頭の形が良くないから似合うヘアスタイルがない」と悩む方は多いと思います。
そうなんです、かなしいことに東洋人の骨格はコンプレックスの塊なんです。それだけバランスが難しい骨格をしているのが東洋人の骨格の特徴です。
逆にアメリカなど西洋の方だと、坊主にしても似合うようなどこから見ても丸みがあって形の良い人が多いですよね。それは西洋人の骨格の特徴です。
日本人にとって西洋人のような丸みがあってきれいな骨格はあこがれだと思います。
ドライカットできれいな骨格に見えるようにする
東洋人の骨格はそのままだと悪いところが目立ちがちです。骨格はどうにもできませんが、フルールのドライカットではその点をカバーすることができます。
日本人としては西洋人のような丸みがあってきれいな形に見せたいですよね。
なので、ドライカットで抑えるところと広げるところを人工的に作り上げます。その人の骨格を見て、ヘアスタイルによって凹んでいるところはふくらませる、ふくらんでいるところは凹ませるといった感じです(猫っ毛・軟毛の方は絶壁をカバーするのは難しいです)
例えば髪のトップはボリュームがなくなりやすいですよね。髪の毛の流れと骨格的にそうなりやすいのですが、その場合は髪が立ち上がりやすいカットをします。
細かい話をするとむずかしくなってしまうので省略しますが、髪の毛の長さや切る角度などを調整することによって、形をコントロールできるんです。
フルールのドライカットは、頭の凹凸に合わせた骨格デザインです。単に髪のクセや流れを見るだけでなく、骨格をきれいに見せることも考えています。
フルールがドライカットをしている理由
まだ美容師になりたての雇われ美容師だった時に、すきばさみを使って髪をすきすぎたせいで、髪がパサパサになってしまったというクレームを受けたことがあります。
すきばさみは切ったところをなじませる効果もあるのでつい使いがちですが、髪へのダメージや、髪がはねたり、おさまりが悪くなるというデメリットも多くあります。
新人の時はついすきばさみに頼ってしまっていましたが、そのクレームが自分のカット技術を向上させないといけないと思うきっかけになりました。
その時に覚えたのがこのドライカットという技術です。ドライカットというのは美容学校では習わないので、美容師として働きながら県外にある研修に何度も通って必死に習得しました。
ドライカットってそんなに難しいの?と思う方もいるかもしれませんが、全然ちがいます!
よくある髪が濡れた状態で切るカットとは違って、ドライカットは髪が乾いているので、くしで髪をすくったり、指で髪をはさむことすら最初はとても大変なんです。初歩的なことでさえ、何度も練習しないとできるようにならない技術です。
いまではもう20年以上ドライカットをしていますが、技術を向上したおかげでそれからはすきばさみに頼らないカットができるようになりました。
すきばさみを使わないことも、骨格デザインに必要
すきばさみを使って髪をすきすぎると、骨格がきれいに見せられません。先ほど書いたように、髪がはねたりおさまりが悪くなるからです。
美容室フルールではそのためすきばさみは基本使いません。髪の負担にもなりやすいので、極力使わないほうが良いと思っています。
髪がはねたりおさまりが悪いのが気になる方は、髪をすきすぎているかもしれません。
この記事はドライカットについて書いていますが、「髪をすきすぎるのは良くない!」ということもぜひ覚えていただきたいポイントです。
再現性も考えているから、スタイルが長持ちします
美容室フルールでは、このドライカットを使ったヘアスタイルがお客様自身で「再現できる」ということも大切にしています。
どれだけ美容室できれいに仕上げても、次の日からはお客さま自身でセットすることになります。その時に同じようにセットできないと意味がない!というのが美容室フルールの考えです。
そのためにしていることがいくつかありますので、そちらについてもご紹介してこの記事を終わたいと思います。
来店したときの状態を重視
ドライカットは髪が乾いた状態でカットするのですが、特に来店した時の髪の状態というのをしっかり見ています。それはお客さまが自分で髪を乾かしてセットした状態だからです。
来たままの状態で髪の流れ・クセをみてドライカットをすることで、再現性を高くしています。
仕上げはハンドブロー
美容室フルールでは、仕上げに髪を乾かす時にブラシやコテは基本使わず、ハンドブローで仕上げています。もちろん希望があればブラシなども使います。
コテなどを使ってきれいに仕上げても、結局その時だけきれいな状態になってしまうのでお客さまが再現しやすいようハンドブローの仕上げをしています。
顔の骨格をきれいに見せたいなら、美容室フルールのドライカット
というわけでフルールのドライカットは東洋人の骨格にあわせたカットをしていることについてお話しさせていただきました。
美容室フルールのドライカットへのこだわりが少しでも伝わったでしょうか?フルールのカットはこだわっていて良さそうだな〜と思っていただければうれしいです。
新規の方もぜひご予約・ご来店をお待ちしております!
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